大手ゲーム会社の偉い人にスマホゲームの実態を聞いてみた(第一弾)

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ノポウです。

最近、大手ゲーム会社の偉い人(それなりの役職に就いている方)と飲む機会があったので、スマホゲームについて色々と聞いた内容を共有したいと思います。

聞いてみて非常に興味深い話が沢山あったので、いろいろ注意しながら綴りますが、社名とか名前は一切出すつもりはないことは予めご了承ください。

ちなみに、この記事で全て話すにはボリュームがあまりに多いので、複数回に分けて記事にしたいと思います。

では、早速いきます。

スマホゲーム市場の実態とゲーム開発における戦略と苦悩

私自身、ゲーム業界の人と繋がりを持ったのがこの飲み会が初めてで、一体何から聞こうか迷っていたりしました。

そんな中、偶然ソシャゲ離れの記事を見ることがあったため、まずはその質問をぶつけてみることにしました。

ソシャゲ離れは加速していて、スマホゲーム市場は稼ぎにくくなっている?

厳密に言えば、スマホゲームの中にソシャゲというジャンルのゲームがあるという話ですが、そこの定義は一旦おいといて、スマホゲーム市場が稼ぎにくくなっているというのは事実のようです。

ただ、その原因はソシャゲ離れが加速しているからではなく、ユーザの集客単価(ある1つのゲームに対して、そのゲームを遊んでくれる1ユーザを集客するために必要なコスト)が上がっているからだと言われていました。

稼ぐ為には集客単価以上のお金をユーザが払ってくれないといけませんよね。

集客単価が上がるという事は、それだけユーザに払ってほしい金額も上がるわけです。

ちなみに、そもそもなぜ集客単価が上がっているのかと言うと、スマホゲーム市場が急激に拡大したことで、いろんなゲームが乱発されるようになりレッドオーシャン化したことが一因のようです。

ゲームが乱発されれば、その市場にいるユーザ(見込み客)はいろんなゲームに手を出しやすい環境になりますから、当然分散していきます。

ゲーム開発陣から見れば、自分たちが莫大なコストをかけて作成したゲームには出来るだけ多くのユーザにプレイしてもらい、赤字スタートのビジネスを出来るだけ早く黒字にもっていきたい思いでいっぱいです。

そのためには、開発コストだけではなく分散した見込み客を出来る限り自分たちのゲームに集めようと集客にもコストをかけなければいけません。

開発コストに加えて、集客コストも計上され、そのゲームが黒字になるためには1ユーザが支払う金額も大きくなければいけないという事です。

ただ、それは開発側の事情に過ぎませんね。

ユーザは無料で遊べる面白いゲームを求めます。(全員がそうではないと思いますが。)

コアなファンであれば沢山のお金を払って遊んでくれますが、お金を支払って遊んでくれるユーザというのは、母数の大きさに対してほんの一握りのようです。

集客単価以上のお金を落としてくれるユーザがいるからこそビジネスとして成り立っているという事です。

で、一方的に膨れ上がる開発コスト・集客コストから集客単価も膨れ上がるという現状に対して、それに見合うお金を支払うユーザも中々いない現状に対してゲーム開発側は何を考えるのか。

1つのアプローチは、既存IPを使ったゲーム開発のようです。

つまり、既に世の中に認知されているIP=一定の集客力を持ったIPとなりますから、集客コストを抑えることが出来るのです。

また、既存IPには熱烈なファンもいますから、自ずとコアなファンが集まり、そんなユーザは沢山のお金を払ってくれるVIPですから、ビジネスという観点で見れば非常に合理的ですよね。

既存IPを使った新作ゲームがリリースされ続けるのはこんな背景があるからだそうです。

ゲーム開発側はソシャゲ離れをどう見ている?

ソシャゲ離れ自体に危機感と言うか、課題感はもっていないとのことでした。

それはなぜか?

結局のところ、利益を出すという目的を達成するための一手段に過ぎないからです。

勿論、市場が大きいから莫大な利益を生み出しやすいソーシャルゲームを軽視しているわけではないようですが、あくまで利益を出す一手段にすぎず、その目的を達成する別な方法があれば、そちらにも手を出していくだけということです。

例えば、既存IPを利用したグッズ販売とかリアルイベントとか。

それはそれで利益を出すという目的を達成できる手段ですから、そちらで莫大な利益をあげることができれば、何もソーシャルゲームにこだわる必要はないという事です。

ソシャゲ離れが加速していったら、そのユーザは次はどこにお金を投じていくのか?

その投じる市場でビジネスを展開していけばいいと。

ただ業界内では、お金を投じてくれるユーザを長期的に大切にして利益を上げ続けるという考え方が芽生えはじめているようで、一部のコアなファンによる重課金に頼るのではなく、たくさんの微課金者を囲って、長期的に利益を上げられるようなゲームとして運営されているゲームがあったり、またそういう方針で開発されているゲームもあるようです。

(ソシャゲではありませんが、私の好きなアナザーエデンはどうかな。と、ふと思いました笑。)

重課金者はどんな人?課金をやめるときってどんな時?

重課金者というと、生活費を削ってまで課金している人やお金持ちを想像すると思いますが、実際のところは後者、つまりお金持ちが多いようです。

それはどう調査したのかは聞けませんでしたが、ゲーム開発側は重課金者にインタビューをすることがあるようで、その大半はお金持ちだとか。(本当にめちゃくちゃお金を持っているようです。)

そして、そんな重課金者が課金をやめるときは様々なようですが、やはり運営がやる気をなくなったと思われたら即やめるような感じということをインタビューで言われていたそうです。

そして、そのゲームには二度と戻ってこないと。

また、重課金者の特徴として、例えばある月に100万円使ったとしても、本人は100万も使っていないという認識でまだ10万ほどしか使っていないんじゃないか、みたいなことを言う人が実際いるようです。(それもインタビューで判明した話のようですが。)

さらに、重課金者の性別は、やはり男性のほうが圧倒的に多いらしく、女性は生活に対する意識が高いことから月に投じるお金の額を予め決めて、その予算内でやりくりする傾向があるようです。

新規IPで成功するのは5~10年で1作品

新規IPで成功するのは本当に難しいようです。

それは何となくユーザサイドの私でも感じていましたが、不成功で終わる可能性が高い方法で利益を出すというのはビジネス観点では非合理的で、それなら既存IPを上手く活用していったほうがいいと開発側は考えるようですね。

勿論、それがイコール開発現場の人の意見ではないらしいですが、新規IPの創出にチャレンジにして不成功に終わった場合のリスクも考えないと会社が傾いてしまいますから、新規IPの創出に意欲的であっても、それを行動に移す事は中々容易ではないらしいです。

とは言え、既存IPでいつまで利益を上げられるかもわかりませんから、新規IPの創出に一定の投資をしながらも、それ以上に既存IPで利益を上げていくのが今の大手ゲーム会社のやり方だと。

ゲームの楽しさを共有することが大切

どういう形にせよ、自分が楽しんでいるゲームを他の人も楽しんで、その楽しさが共有できると心地よいものです。

ユーザにとってそれは良いことだと思いますが、ゲーム開発側にとっても都合が良く、ユーザの横のつながりが広がれば、ゲームをプレイするユーザ数も増えるし、利益も上がっていくようですね。

やはり良いゲームは利益を出すものだ。

と、いろいろ省略していますが、直感的に私はそう思いました。

「App store」や「Google play」のランキングは超重要

ランキング上位に位置することは利益面では超重要のようで、上位にいるといないとでは雲泥の差があると言われていました。

具体的にどういう差があるのかまでは詳しく聞けませんでしたが、集客力や認知度という観点で大きな差を生み、それが利益に大きく影響してくるとか。

だから、お金を払ってまでランキング操作をしてしまった企業がいたのかと。(ちょっと前に話題になった某ゲームのことです。)

公式ツイッターの反応と某掲示板の反応のギャップ

これは聞いてみてつい笑ってしまったことですが、例えば障害対応のメンテナンスをツイッターで周知した際に、そのツイートによる返信では「頑張って!」などの励ましの言葉を頂いても、その同一発信元IPから某掲示板で「くそが!」などと罵声のレスが付いていたりすることもあるようです笑。

表向きは励ましの言葉を言っていても、裏では陰口を叩いていることは調べればすぐにわかるようです。

まとめ

第一弾はこれくらいにしておきます。

一応今回紹介した内容でも、ユーザ目線と開発目線ではいろいろ異なる部分があることがお分かりいただけたかと思います。

ユーザ目線で言えば、できるなら無料でかつ面白いゲームであればベスト、面白ければお金は払うよという感じではないでしょうか。(私の場合、面白ければお金は投じます。)

開発目線で言えば、利益第一で、その上でユーザに楽しんでもらえるゲームを作ろうとします。

ただその利益を出すのも、今回紹介できなかった「ユーザが見えない部分での苦労」というものが沢山あるようです。

当然その対策や解決策を考えて実現するにもコストはかかりますし、ゲームの場合、それはリリースして利益を出さない限り赤字で終わってしまいます。

黒字にするためには、ユーザにお金を投じてもらわなければなりません。

そこにも苦労があるわけですね。

どうすればお金を投じてもらえるのか、と。

本当に色々考える事があって大変ということが、ゲーム開発に携わっている人の生の声をきいて実感しました。

とは言え、聞いた内容の中で腑に落ちたことは実は一部分しかありません。

  • お金を投じてくれるユーザを長期的に大切にして利益を上げ続けるという考え方
  • 長期的に利益を上げられるようなゲームとして運営されているゲームがあったり、またそういう方針で開発されているゲーム

個人的には、こういう考え方に基づいてリリースされるゲームこそ生き残って、利益を上げ続けてほしいなと。

1つのゲームを長期的に遊んでいくスタイルが私は好きなので。

このあたりは人それぞれ価値観が異なってくると思いますので、あくまで私の一意見として捉えてもらえればと思います。

と言う感じで、今回はここまでとしたいと思います。

残りのネタはまとまり次第記事にしますので、お楽しみに。

それでは、また次回!

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